新たなトレンド
アメリカ、または日本も同様、大学に入学する際は試験が必要となります。アメリカではSATとACTという、日本でいうセンター試験、があり、全ての高校生が受ける試験となります。これに踏まえて、アメリカではGPA(高校の成績)、パーソナルエッセイ、そしてインタビューなどで生徒の能力を判断します。インターナショナル生徒の場合はそれに加え、TOEFL という英語能力試験があります。
しかし、ここ数年アメリカ大学ではこの入学判断基準に大きなシフトがあり、新しいトレンドが始まろうとしてます。
• なぜこのような動きになってきたのか?
• 日本人の学生にはどのような影響があるのか?
• アメリカ大学には入学しやすくなるのか?
• などなどを解説していきます。

Source:
ワシントン州から始まる新たなトレンド
Washington State University はアメリカのワシントン州にある大学。ここの大学がリードをとり、SATとACTのテストスコアを不要と発表。テストだけではなく、GPA, 先生からのオススメ、学校以外での活動を重視ていくと発表。以前まではテストの得点を主に判断してきたが、今後はしっかり生徒の人間性も判断して行く方針だ。これにはしっかりとして理由がある。高校のGPAの方が、テストの得点よりも大学での成績の良さを予測できるというデータがある。つまり、GPAを基準に判断した方が、どの生徒が大学でいい成績を取れるかを判断できる。
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大学入学希望者の減少の影響も?
このようなトレンドには裏の利用があるかもしれない。アメリカ大学入学希望者数は近年減ってきてる。2012年から2020年は11%も下がっており、このトレンドはこのまま続くであろう。コロナの影響で大学がオンランとなり、それに対して大金を支払うのはどうか?また、多くの学生の借金問題。大学を卒業してもいい仕事は保証されない、それなのに、多額な借金はどうなのか?そして、インターネットの普及と伴いオンラインで安く学習できる体制が整い始め、より多くの学べるオプションが増えてきた背景もある。以上の影響に伴い、大学側も生徒数を増やす戦略に出たとも考えられる。
Source:
https://www.wbur.org/npr/787909495/fewer-students-are-going-to-college-heres-why-that-matters
日本人に留学生にはどのような影響?
テストが一つ減るということは大きなアドバンテージになると思います。そして、高校の成績とTOEFLをしっかりすると可能性はどんどん広がります。高校での成績はある程度生徒が自分でコントロールできます。問題はTOEFL。多くの留学希望生(サッカー選手)はTOEFL で大きな苦戦をする。長期間で対策する必要が多くの生徒にはある。しかし、TOEFLの対策さえしっかりすれば大学の選択肢は広がる。つまり、短期大学 以外の選択が増えることになる。
ワシントン州の主な大学:
D1 男子:
University of Washington
Ganzaga University
Seattle University
D1女子:
University of Washington
Ganzaga University
Washington State University https://youtu.be/CIXRekyO08U
Eastern Washington University
D2 男子:
Western Washington University
Seattle Pacific University
D2 女子:
Western Washington University
Seattle Pacific University
Central Washington University
と選択肢は女子の方が多く、かつ、ワシントン州の大学のレベルは高い。ワシントン州はこれからSATとACTを不要とする。そのため、この州の大学に入学できる可能性は高くなってきた。
条件は高校の成績と英語、そして、サッカーの実力。