変化していくアメリカ大学
この回の記事は、アメリカ大学の未来について解説していきます。今アメリカ大学の現状は大きな変化を迎えていると言われています。
• 高額な授業料
• 社会に求められているスキルの変化
• 10兆円とも言われる奨学金の借金問題
• 新しい教育ベンチャーの誕生
社会の劇的な変化の中で今、「大学に行けば成功する」という概念が潰れています。

年間500万?!
アメリカのボスト、マサチューセッツ州にある世界的に有名なハーバード大学。ここは世界のエリートが集まる大学。授業料も世界的に高額なお値段だ。授業料だけで、年間日本円で約500万円。生活費、他の費用などを合わせると年間800万円になる、極めてリッチな大学です。アメリカでは数名の有名大学をIvy leagueと言っており、このIvy league の大学の授業料はほとんど同じだ。一方、「国立」大学はアメリカ人であり、その州に住んでいれば、授業料は年間100万円ほど、もし、他の州の「国立」大学に入学すると約3倍もかかる。私立大学になると平均的に見てみれば、年間授業料だけで、約300万円が相場である。このようにアメリカ大学はインフレ状態であり、1960年の授業料が 「国立」で年間4万円、私立で14万円ほどだ。
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借金地獄
アメリカの奨学金の借金は全体で約10兆円と言われている。大学を卒業して、300万、400万、600万と高額な借金をせよって卒業する学生が多い。大学を卒業したからいい仕事が待っているわけではない。ほとんどの仕事は大学を卒業しなくてもいい仕事が多いらしい。多くの “in demand” 求められている仕事のスキルはIT (information technology)系の仕事が多く。コンピューター系以外の専攻を選んだ学生は多くの場合、サービス業などで務めることになる。そこに、彼らは、借金を返済しなければいけない。毎月10、20万円の返済に追われ、家族を作ることや、起業するのが困難になっている。
新教育ベンチャー起業の誕生
以上のような背景の中、新たな教育ベンチャー(起業)が生まれてきている。Lambda school はいわゆるコンピューター専門大学。今、求めてられている分野の大学であり、この大学にはもう一つ大きな特徴がある。それは、就職するまで学費を払わなくてもいい制度だ。されに、年間500万円(約日本円で)以上であれば、返済が始まり、それ以下であれば、返済は始まらないという、「就職保証」の制度である。ただ、学費は安くない、それに国から大学として認められていないというところがデメリットである。
もう一つ、googleがHigher ed、教育業界に参入をし、大きなニュースになっている。Googleもいわゆる専門的なIT/コンピュータースキルを習得できるcertificate (資格)プログラムを設立し、早くても半年で資格が取れるようになっており、しかも、3〜6万円ほどで資格を得られる。されに、googleはこれらの資格を大卒と同様の扱いをすることを示した。このプログラムの資格を取得すれば、Googleに務めることができ、googleの社員になると給料が年間700万〜1000万円ほどで魅力的な仕事でもある。
https://www.coursera.org/professional-certificates/google-it-support
これらの現状を考える上、大学に行く生徒は減る。大学は潰れていく。けれども、多くの大学は残り、大学教育の変化が求められるでしょう。
Youtube版:https://youtu.be/YrRjk5h78pM
Final thought:
なぜ大学に行くのか?私が18歳のときこの疑問と向き合いました。周りは、「お金」で片付けました。大学に行った方が給料がいいと。けれど、今、私が18歳の人になぜ大学に行った方がいいというのであれば、「レベルアップできる!」からです。大学にいってちゃんと自分の好きなことを勉強して、いい先生に出会えることができれば、確実に自分のレベルが上がります。また、大学の価値はいろんな人と出会える場所。その中から良い刺激を受け自分の人生に活かす。今後は本当に勉強したい人、自分のレベルをあげたい人、大学の教育が本来の学びの場所。損得に左右されな場所に戻って行くのではないでしょうか?大学で「面白い!」というものを学び、「好き」なスポーツをする。これができる人間は幸せです。
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