無限のPathway!
前回はアメリカ大学サッカー留学に最も「簡単」なオプションの短期大学のルートについて解説しました。短期大学のメリットは比較的入学条件が低くて、英語能力の水準を満たさない日本人選手にとっては可能性がある通り門として認識されている。サッカーの能力が認められると返済不要の奨学金(スカラーシップ)もあり、魅力的なオプションとして考えられる。
短期大学のサッカー部は300校以上あると言われていて、非常に多くのチャンスがある。
全米大会はあるの?
いろいろなリーグがあるの?
昇格はできるの?
どんな選手がいるの?
といった質問をこの短大シリーズで答えていきたいと思います。
NJCAA, NWAC, CCCAAという3つのリーグ!(男子版)
NJCAA (National Junior College Athletic Association)
このリーグがアメリカで最大の短期大学リーグ。Division 1 とDivision 2 に分かれている。
Division 1 =スカラーシップあり。
Division 2 = スカラーシップ無し。
といった仕組みになっている。
二つのリーグに分かれているが、レベルの差は紙一重。お金が出せる大学はいい選手が集まるのが特徴。特に海外から選手を取るのがトレンド。
NJCAAはカルフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州を除いて、ほぼ全米でリーグ戦を行なっている。
そのため、全米で各地域でリーグ戦がある。
Division1 = 24区
Division 3 = 21区
に分かれている。各地域でリーグ戦が行われ、そして、決勝トーナメントを行うといって、NCAA(アメリカ大学トップリーグ)と同じ仕組み。
NWAC (North West Athletic conference)
このリーグはワシントン州とオレゴン州を主に主体としたリーグ。20チーム以上あり、リーグ戦があり、決勝トーナメント戦でチャンピオンを決める。NWACもスカラーシップが出るリーグ。しかし、インターナショナル生には今は、お金が出せない。将来的にはこのルールが変更する確率はあるが、今はない状態。気候も良い州でもあり、ESL、英語強化クラスが多い大学があり、入学しやすい大学も多い。サッカーに力を入れている大学も多いため、魅力的な場所でもある。レベルも高い。シアトルとポートランドはサッカー人気が非常に高いため、いい選手が集まるケースがある。
CCCAA (California Community College Athletic Association)
このリーグはカルフォルニア州のみの短期大学。100校以上のサッカークラブがあり、そして、カルフォルニアはメキシコ人が多くいる州でもあるため、サッカーのレベルは高い。気候もいいところ、年間を通して暖かく、生活面では最高の地域だろう。しかし、ここのリーグはスカラーシップのオファーが無いリーグ。一般の学生にたいしてもサッカーのスカラーシップはない。そのため、多くの選手はスカラーシップが出せるリーグへと行くということが考えられる。このルールも時期に変わる可能性がある。なぜかというと多くの大学は生徒を集めるため、スポーツのスカラーシップを獲得したいインターナショナルの生徒に目をつけるだろう。すでにNCAA division One (アメリカ大学トップリーグ)では、海外の選手に注目しているチームは多い。
短期大学リーグ
リーグにより、入学条件や、スカラーシップの条件などが異なるアメリカ短期大学リーグ。比較的簡単に入学できるリーグ、サッカーと学問的にも活躍できるリーグである。そして、しっかり勉強とサッカーに取り組むと4年生大学にスカラーシップ付きで編入できる可能性は大きい。しかし、甘い条件の上、短期大学へと入学がくし、勉強に力を入れない場合は編入ができなくなったり、様々なトラブルが待っている。そのため、一番理想的なアメリカ留学はある程度なオファーをアメリカに行く前に4年生大学からいただくことがいいでしょう。そのためには高校生活で「文武両道」というマインド、考えかたを持ってないといけない。