FC Cincinnati ~ Kubo Yuya
昨日、Kubo Yuya選手がMLSのFC Cincinnati と契約が決定したとの発表がありました。
Kubo 選手がDP(Designated player)としてチームと契約!この契約は今後アメリカプロリーグMLSの将来を物語る契約となるでしょう。若い日本人選手がアメリカに目を向け、アメリカ経由でヨーロッパのビッグクラブへ行く、もう一つの道となるでしょう!
そもそもDPとはどういう意味?
FC Cincinnati はどうのようなチームなのか?
Designated Player (DP)とは?
MLS の報酬方式では各チームの予算がリーグによって決まっています。これは平等制を保つために設けてられていると考えていいでしょう。そのため毎年どのチームが優勝をするのが分かりません。ある意味、社会主義的なリーグの構造となっており、「各チームみんな同じ金額で選手を雇ってね」という約束事があるみたいです。ところがMLSがまだ人気がない時代、どのように世界的に認めてもらうかを考えたところ, David Beckham ベッカム氏を2007年に獲得。LA Galaxy に入団し、Beckhamが初めてのDPプレイヤーとしてMLSと契約。では、DPとは?
これは、簡単に説明すると、「各チームに特別な選手を雇っていいですよ、その代わりチームのお金で雇ってね、MLSも少し出すけど!」てきな感じのルールです。
そのため、給料は極めて高いほう!特別選手として、期待されている以上、それが給料に証明されている。
FC Cincinnati とは?
FC Cincinnati は2019年にMLSに参入。今年でMLS、2年目を迎える。2016年に当時2部リーグに当たるUSLに所属していたクラブである。誕生3年目にして、1部「昇格」を成し遂げたクラブとして知られている。アメリカは「昇格」と「降格」がないリーグ形式である。ではなぜ、FC Cincinnati がMLSに参入できたのか?それは圧倒的なファンの人気であるからに違いない。3年前からスタートしたチームは初年度から観客動員数が凄まじい。その数はなんと平均2万以上のファン、サポーター。アメリカではマイナーなスポーツとして認識されていると勘違いされているかもしれないが、ここ数年サッカーの人気は爆発的に伸びている。
参考https://en.wikipedia.org/wiki/FC_Cincinnati_(2016–18)
アメリカサッカーの今後の発展:
アメリカのプロリーグは今後もますます伸びるでしょう。今年からはDavid Beckham がオーナーを務める、Inter Miami がリーグに参入。噂によれば、Real Madridのガレスベイルを獲得しようとしているコト。キャリアの最後にMLSを選ぶ選手もいれば、若い選手が活躍の場としてMLSに挑戦する選手も多いだろう。そして、MLSでの活躍が認められるとヨーロッパのビッグクラブへの移籍も夢ではないだろう。実際今年はザルタンイブラヒモビッチも今年からAC Milanへ復帰。FC Barcelona が得点不足解決として、メキシコのカルロスベラの獲得を狙っていたという。カルロスベラは去年のMLSの得点王。そして今回はKubo Yuya。彼はまだ26歳。MLSでの活躍はできるのか?そして彼の活躍によって若手の日本人選手のアメリカへの意識はどう変わるのか?もしかして、若手の選手はアメリカを将来の選択肢として選ぶのか?今後が楽しみです。
スタジアムの雰囲気はヨーロッパなみ!